問題社員に対して注意指導の面談をしていると、
本題から話を逸らしてくることがあります。
例えば自分の問題点を棚に上げて、
他の社員の文句を言ったり
会社の批判をするという感じです。
本題からそれて関係のない話をしているうちに
1時間以上経ってしまい、結局問題社員に対して
言うべきことが言えなかったということもあります。
こういうことが続くと何も進まないし、
問題社員の改善もなされないことから
会社としては徒労感にさいなまれ、
「アイツと話すのは面倒だからもう放っておこう」
という感じになっていくことがあります。
これが一番良くないことだと私は考えています。
私が問題社員との面談に同席させて頂く際にも
「話の逸らし」を目の当たりにすることがあります。
私は話を逸らしてくるのは、自分にとって都合の悪いことを
言われているからだと考えます。
そのため、話を逸らしてきたら私が同じ質問をしたり、
話を元に戻すようにしています。
私の場合、直球で
「今、その話は関係ないので」
とか
「今は、Aさんではなく、あなたの話をしているので」
と言います。
例えば相手と議論していて自分が痛いところを相手から突かれたら
どうしますか?
1.言い返す
2.黙る
3.逆ギレする
4.関係のない話をする
という感じになるのではないでしょうか。
つまり相手が話を逸らしてきたということは
痛いところを突かれているから反論できない
という状態なのだと考えられます。
面談をしていて話が本筋から外れたり、
相手が上記4つのどれかをしてきたときは
冷静になり、同じ話をするということが
大事なのです。
もっとも問題社員は被害者意識が強く、自分は正しいと
思っているので相手の話を聞かないという傾向もありますが・・・
これは問題社員と面談の面談ではよくある話です。