最近増えているのを感じるのは、頑なに対面でのコミュニケーションを
拒絶する問題社員です。
コロナ禍で在宅勤務が増えたことによって問題が如実になった感があります。
会社が問題社員に対して伝えようとしても話をすり替えて聞かなかったり、
直接話すのを避けて、メールだけで済まそうとするのです。
このような問題社員に共通しているのは、自分の非は認めずに、
一方的にメールで相手を批判します。
会社は「メールだと文面だけでは誤解を生じることもあるし、
伝わらないこともあるから大事なことは直接会って話そう。
オンラインでの対面でもかまわない。」と言っても本人は頑なに拒否。
会社もどうすればいいか分からない・・・
このような相談を数件受けました。
もはや労基法云々ではなく、働くにあたっての姿勢の問題です。
こういう輩のメールは粘着度高いんですよ。
何か批判をしてくるので、それに対して人事担当者や上司が
神経すり減らしてメールの文章を考えて送ると、揚げ足取りを
して長文が返ってくるわけです。
私は在宅勤務で暇だからこのようなことができるのだと思っています。
忙しかったらこのようなことはできませんからね。
問題社員からは
「対面だと言いたいことが言えないのでメールの方が助かります。」
と言われることが多いのですが、問題がなければそれでも全然
構わないけれど、問題があるから対面でしっかり話した方が良いと
言っているのですがそれが分からないようです。
最初は丁寧な返しをしてきても、会社が何度か、
「メールではニュアンスは伝わりにくいし、誤解が生じるから直接話したい」
と伝えると、逆上したかのようなメールを送ってくることがあります。
「何度言っても伝わらないようですが私はメールを希望します。
嫌がっているのになぜこんなに強要するのでしょうか?」
みたいな感じです。
正常にコミュニケーションを取るのが難しいことで他の社員との
業務に支障をきたすこともあります。
だから改善しようとしているのにこの有様です。
これでは会社も困りますよね。
問題社員とのメールのやり取りをやられたことがある方なら分かると思いますが
メールの文章を作るときは、細心の注意を払っています。
特に粘着質な揚げ足取りをする社員の場合は!
この時間がどれだけ無駄なことか・・・・
問題社員からは嫌がらせとかパワハラと言ってくることがありますが、
私は業務に支障が出ているのだから会社としては当たり前のことだと
思っています。
問題があるから面談の場を設けるというのは、
会社としては業務命令として伝えていることになります。
本人が勝手に拒否するのはおかしなことです。
そもそも問題がなければこのような話にはなりませんので。
だから会社としては臆せずに対応すればいいのです。
コミュニケーション手段における電話とメールではそれぞれ
一長一短はあります。
電話は伝えたいことを簡潔に伝えることができるので数分で
用件は終わります。
記録に残らないので言った言わないの問題にならないように
メモをしっかりしておくなど管理をしておく必要があります。
メールは、文章として記録が残るのが良い点ですが、言えばすぐに済むこと
でもメールだと時間がかかります。そしてメールの文章では誤解を生じること
もあります。
私は重要なことに関しては、対面で話すのが一番良いと思っています。
電話やメールでは分からないのは相手の雰囲気です。
ふわっとした言い方になりますが、空気感とも言えます。
オンラインの対面でも顔の表情は分かりますが、
リアルの対面では細かいところまで見えてきます。
例えば私がある会社の問題社員との面談に同席させて頂いたとき、
問題社員の顔の表情は平静を装っていましたが、足元を見ると
激しい貧乏ゆすりをしていました。
この時は社長から問題点を指摘されていたので、指摘されて
イライラしていたのだと思います。
対面ですと顔の表情だけでは見えない相手の様子も見えてきます。
組織で働く上で大事なのは、周囲とコミュニケーションを取りながら
仕事をすることです。