なぜ問題社員1人が外部のユニオンに駆け込んだのに団体交渉となるのか?

辞めてもらいたい問題社員には
報告書を書かせてもろくに書けず
分量が極端に少ないか、
分量が無駄に多いけれど、全く報告書の体を
なしていないかのどちらかということが多いです。

ユニオンは団体交渉の場で

本人が頑張っているんですから・・・

とか

努力してるじゃないですか

ということを言うけれど、本人に問題があり、
このくらいの低いレベルだということが分かって
言っているのだろうか?

仕事をするにあたって努力は大事ですが、
評価の大半は結果で判断されます。

新人なら努力賞でもいいですが、40~50代で
努力を認めろというのもどうかと思いますね。

今は大企業で優秀な人ですら整理解雇、もしくは
賃下げの憂き目にあっているのに会社に悪影響しかない
問題社員が呑気にいること自体がおかしいです。

当の本人もとにかく書いたのだから仕事はしている
という勘違いになっているのが腹立たしい。

労働組合法の第1条(目的)には以下のようなことが書かれています。

この法律は、労働者が使用者との交渉において対等の立場に
立つことを促進することにより労働者の地位を向上させること、
労働者がその労働条件について交渉するために自ら代表者を
選出することその他の団体行動を行うために自主的に労働組合を組織し、
団結することを擁護すること並びに使用者と労働者との関係を
規制する労働協約を締結するための団体交渉をすること及び
その手続を助成することを目的とする。

企業内にある企業別労働組合だったら分かりますが、
誰でも入れる合同労組(ユニオン)の場合はどうでしょうか。

団体交渉というけれど、実態は1人の社員が
社外のユニオンに駆け込んだだけでユニオンは
代理しているだけだから個別交渉と変わらないじゃないか
といつも思います。

団体交渉というのは企業別労働組合か
1社で2人以上が外部のユニオンに加入した場合のこと。
1人で外部のユニオンに駆け込んで加入した場合は
個別交渉と切り分けをしてもらいたいですね。

団体交渉の場ではユニオンからは

社労士は喋るな
あんたに代理権はないから黙っていろ
あんたに聞いてない

と言われることが多いので、言われるたびに
不条理を感じています。

私はユニオンから喋るなと言われても
しかるべき対応はしていきますがね。