辞めてもらうにあたり、嫌だけれどやらなければならないこと

 

雇った社員に問題があった時どうすればいいのか?
このような相談があった場合、社長の本音を言うと

辞めてもらいたいということなのです。

前回の続きです。

東大卒の人材を採用したが辞めてもらうにはどうしたらいいか?
https://nichirosoken.com/archives/784

優秀な社員を採用できたぞ!
とウハウハな社長が一気に奈落の底に落ちるときベスト3

  • 会社のことをバカにされる
  • 口だけ番長で仕事ができない
  • 社員から「何であんな奴を雇ったんだ?」と陰で文句を言われる。

実際にあったことです。
性根が悪い人を更生させるのはかなりの労力が必要です。
会社は社会人更生施設ではないので早く辞めてもらった方が
良いと思います。

本人のためにあれこれやっても良い方向に変わる可能性は0%と
言っても過言ではありません。

高学歴で仕事ができない人の多くは、自分は優秀という変なプライドが
あるから厄介です。

私が常々お伝えするのは、

問題があるなら随時注意してください。

ということです。

高学歴ローパフォーマーは自分はできていると勘違いしていることが
多いので現実に気づかないのです。
だからはっきり言わないとダメです。

でも実際は、会社の人は関わるのが面倒くさいから放っておくのです。
そしていきなり辞めてくれないか的な話をするので炎上します。

問題社員には注意指導を重ねるということは、
世の中にたくさん出ている問題社員対応本にはセオリーとして
書いてあることですが、やっていない会社が多いです。

言うは易く行うは難し

とはこのこと。

だから私が相談を受けた時は、

この人のどのようなことに困っていますか?
この人の仕事は何ですか?
この人に期待することは何ですか?
実際の仕事の状況はいかがですか?
理想と現実はどのくらいギャップがありますか?
周りの社員とはうまくやれていますか?
問題が起きた時に注意指導はしていますか?

と聞きます。

問題社員との面談の目的は、問題点を改善してもらうということです。

君はこういうことができていないから直してくれないと困るよ。
何度言っても直す気がない、変わらないのであれば、うちの会社で
働くのは難しい、だから自分に合った会社に移った方がいいのでは?

と考えるは当たり前だと思います。
適切に対応しても辞めさせられたと言って、弁護士事務所や外部の労働組合に
駆け込んだりされることはあります。

こうなった場合に必ず言われるのが、

問題があったときに注意はしたのですか?

ということです。
だから嫌でも注意指導はしないとダメなのです。

一番大事なのはこのような問題社員を雇わないことですが
なかなか難しいですね・・・